マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第21回「パニック障害や広場恐怖って何ですか?」

マンガで分かる心療内科・精神科in池袋

第21回「パニック障害や広場恐怖って何ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

制 作…「マンガで分かる心療内科・精神科 制作委員会」

作画監督…ソウ  脚本・演出・離乳食系精神科医…Y

 

<補 足> 

というわけで、パニック障害の話、いかがでしたでしょうか。
 
あすなのお姉さんである「いやし」さんが、当然のように登場しています。
ウェブでははじめての登場なのに、自分の家かのようなくつろぎ具合ですが、このお姉さんの登場シーンはまたいつか。

さてパニック障害の薬物治療は、抗不安薬や、以前に紹介したSSRIなどが使われます。
パニック発作の段階、また予期不安の段階であれば、服薬によってそこまで時間がかからず軽快します。
ただ広場恐怖を生じていると、少しだけ時間がかかります。

またパニック障害は、「うつ」を併発することが非常に多い疾患です。
いずれにしても、もし不安なことがあるのなら、早めに治療を受けた方がいいかもしれません。

話は北極と南極くらい変わるのですが、冒頭の女の子のぶつかるシーン。

実際に心理学では「吊り橋効果」というものがあります。
心理学者ダットンとアロンが行ったもので、おそらく誰もが聞いたことのある、すごくメジャーな実験です。

彼らは男性の被験者にたいして、
 
A「地上」
B「吊り橋の上」

の2つの場所で、サクラの女性にアンケートを行わせました。
そしてそのあと、「もしこのアンケートの結果が聞きたければ連絡ください」と言ったのです。

すると。
B「吊り橋の上」
は、Aの場合よりも、はるか多くの人間が、連絡をしたのです。

それにより実験者たちは、
「吊り橋の上だと、サクラの女性への恋愛感情が高まったのでは?」
と考えました。

「吊り橋の上だと、アンケートなどへの知的好奇心が高まったのでは?」

という結論にはならなかったようです。

いずれにしても、「恋愛感情」が高まった理由を、彼らは
「吊り橋のドキドキを、相手への恋愛感情と勘違いしたのだ」
と結論づけました。

ですので話が長くなりましたが。
先ほどのマンガのような「ぶつかってドキドキで相手が気になっちゃう!」という展開は、
「ぶつかってビックリしたドキドキを、恋愛感情と勘違いしてしまう」
という可能性があるわけです。

ですので好きな相手がいる場合、思い切ってぶつかってみるのもいいかもしれません。

恋が芽生えるのが先か、警察が登場するのが先かは分かりませんけども。

ちなみに僕は女性に、「あなたといると、逆の意味でドキドキする」と言われたことがあります。
何をもって逆の意味なのかいまだに分からないような、分かりたくないような気がしつつも、
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

 
(完)