マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第25回「『のぞき』の治療法は? 窃視症・後編」

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第25回「『のぞき』の治療法は? 窃視症・後編」

 


前編はこちら

人はなぜ「のぞき」をしてしまうのか?

後編になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

制作…「マンガで分かる心療内科・精神科 制作委員会」

作画監督…ソウ  脚本・演出・案の定の逮捕オチ…Y

 

<補足>

というわけで、前編・後編と読んでいただきありがとうございました。

 

ちなみに、こういう性嗜好に関する病気の治療ほど難しいものはありません。

なぜなら、「本人が治したがらないから」です。

当たり前といえば当たり前です。

「うつ」や「不眠」は本人にとって間違いなく苦痛です。
そのため、自ら治療にいらっしゃいます。

しかしこういう病気は「本人にとって快感」なわけです。

誰だって、自らその快感を消したいとは思いません。

では、どういうときに治療に来るのか?

現実的な話として、一番の理由は、やはり「逮捕」なのです。
いえ、冗談ではなく本当に。

警察沙汰になるとか、前科がついてしまうとか。
それによって仕事を解雇とか。ニュースになるとか…。
そういう状況になってはじめて、「このままでは社会生活ができない」として治療を決意されます。

人間、本当に社会的に必要に迫られないと、行動にうつさないものなのかもしれません。

そういえばあるプロゴルファーさんが、「性依存症」ということで治療を受けたとして話題になりました。
「えええそれどこから病気!?」と、個人的に思ってしまうわけですが。

しかしやはり、「マスコミで大々的にニュースになって離婚問題にもなった」という、本人にとって困る状態になったからこそ、病気…といえるのかもしれません。

 

何にせよ、こういう性的なモノは、そもそも治療に至るまでが大変なわけです。

 

あなた自身にも何かの性嗜好はありますでしょうか。

それを「治すよ!」と言われたら、どうされますでしょうか。

 

………。

世界中から「イヤだ!」「やめろぉ!」という声が聞こえた気がしつつも、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

 
(完)