マンガで分かる心療内科・精神科・カウンセリング 第十一回「フェティシズムはどこから病気?」
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第十一回 「フェティシズムはどこから病気?」
ソウ
マンガ
<補足>
ちなみに「発情行為」ですが、マンガの流れ上、少しボカした表現をしています。
原著ではさらに、そのものズバリな言い方をしています。
「飽きるまで○○させろ」と。
さすがにそれをそのまま表現すると、国から警告を受けそうな気がしましたので、このような形といたしました。
とりあえず、アメリカ精神医学会の定めたDSMⅣの幅広さを少しでも感じ取っていただければ幸いです。
ちなみにやはりこの「フェティシズム」に関しても、
「それによって本人または周囲に、重大な問題が生じている」
という前提が必要になっています。
「ダンナ様が下着が大好きで、そのおかげで奥様がランジェリーをつけると夫婦関係が大満足!」
みたいなのは、カプラン先生もといアメリカ精神医学会にすれば「そんなの病気じゃない!」となりますので注意してください。
すなわち「重大な問題」となるためには、たとえば、
「下着が大好きすぎて、泥棒までしてしまう」とか、
「下着しか愛せず、普通の夫婦関係などが行えない」
などの条件が必要になるわけです。
そういう意味で、
は、確実にフェティシズムだと診断できるわけです。
まぁ、本人が困っていないなら、まったく問題ないんですけど。
<登場人物紹介>
下木笛一(したき・ふえいち)
官越あすなの隣に住む浪人生。
第一志望は日本女性下着大学のランジェリー学部。
今年は滑り止めの日本男性下着大学のステテコ学部に引っかかるも入学せず。
夢はかのトリンプに入社し、毎年恒例の記念ブラを開発すること。
正直あのブラをつけている女性を見たことがないことに憤りを覚え、いつか誰かに着させるという野望もある。
みなさま今後ともよろしくお願いいたします。