マンガで分かる心療内科・精神科in新宿 第31回「太る人には理由がある!~過食症」
諸般の事情にて、前回予告したお姉さんの登場は少し先になります。すみません。
マンガで分かる心療内科・精神科in新宿
第31回「太る人には理由がある!~過食症」
考えてから、続きを読んでくださいね。
制 作…「マンガで分かる心療内科・精神科 制作委員会」
作画監督…ソウ 脚本・演出・胸だけはなぜか残るんですこのマンガでは…Y
<解説>
というわけで、過食の話。いかがでしたでしょうか。
この「外発反応性」。
すなわちあなたがもし体重が気になっているのなら、とにかく「たくさんの食事がある場所」に行かないことが重要です。
ひと言で言うと「バイキングやビュッフェなんてもってのほか」です。
気をつけましょう。
また、食事などを「目の前に置かない」というのも有効です。
冷蔵庫に入っていたり、戸棚に置いてあったりする食べ物があれば、ついそれを見て、フラフラッと食べたくなってしまいます。
しかし食べたくなったときに、遠くのコンビニまで走る人はマレなはずです。
何より大切なのは「とにかく買わない」こと。
そこからすでに第一段階の戦いが始まっているのです。
また人は、マンガにある通り、「さみしさ」から食欲を満たそうとする可能性が高いとされています。
特に「人と話したい」という欲求がかなえられず、色々とストレスがたまってしまう…。
そんなときに、多くの食事を摂ることによって、口唇欲求を満たし、気持ちをラクにしようとする。
そういう人は多いものです。
ですのであなたが過食をしてしまうとき、「とにかく食べちゃダメだ!」と考えるのではなく、気持ちを満たすために、何か別の物事を始めることです。
人と話す、電話をする、メールをする…。もしくは別の趣味を始めるのでも構いません。
それこそSNSやブログなどで「ダイエット日記」をつけるのも手です。
周囲の目があれば頑張れますし、またそれを題材に多くの人と交流することで、さみしさも紛らせることができます。
誰もレスがなかったら、余計ストレスたまって過食しちゃう可能性もありますが。
いずれにしても、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ちなみに食べ物で思い出しましたが、自分は納豆とトロロとオクラが大好物です。
ある人に話したところ、こう言われました。
「あぁ、なんかそういうの、好きそうだよね」
えっ!?
やっぱり、健康的な食べ物が好きそうに見える!?
それだけ自分はヘルシーな人間に見えるのかな!?
そう思っていたところ、その人は言いました。
「いかにも、ねっとりとしたものが好きそう」
あ、これ誉められてないわー。
食事的にも人間的にもねっとりな自分を感じつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
ゆうメンタルクリニック新宿院は、4月ころから開院を予定しています。
あと少しお待ちください。
単行本2巻が発売しています。よろしければ。