マンガで分かる心療内科・精神科・カウンセリング 第十四回「1/5の確率で、精神疾患?」

マンガで分かる心療内科・精神科・カウンセリング

第十四回 「1/5の確率で、精神疾患?」

 

ソウ

ソウ

マンガ
ゆうきゆう

ゆうきゆう

脚本・監督
@sinrinet

現在「ヤングキング」という雑誌にて連載しております。もし興味ありましたら。

<補足>

というわけで、メンタルの患者さんは日々増加傾向にあります。

たとえば福島県精神保健福祉センターの調査によると、
入院or通院している「うつ病」の患者さんは、

1999年 44.1万人
2002年 71.1万人
2005年 92.4万人

というように、年々増加しています。
さらに2008年では、102万人を越しているそうです。

この理由はさまざまですが、大きく分けると、

「実際にストレスが増えてきた」
「以前に比べてメンタルの敷居が低くなってきたため、受診する人が増えた」

などの理由があるかと思います。
まぁ、一番は、最後の理由かなとは思えたりはしますけども。

ちなみに昔、
「キツネの声が聞こえる!」
「動物の霊が俺に語りかけているんだ!」
という人がいた場合、それこそ
「キツネつきじゃ!」「動物の霊がついたんじゃ!」
などと言われていたかと思いますが、それこそ現代の精神医学から考えると、たとえば統合失調症などの精神疾患だったとも考えられます。

いずれにしても個人的には、このマンガによって、

「あぁ、メンタルってこんな世界なんだ」
「この病気って、こういうことだったんだ」
「メンタルにはこんな医者や心理士やナースもいるんだ」

などを通して、今までブラックボックスのイメージが強かった精神科・心療内科の分野が、少しでも親しみやすい・分かりやすいものになりましたら幸いです。
受診そのものを勧めるのではなく、ただ「知っておいていただきたい」のです。
何かのときに、「こういうものがある」と知っているのと知らないのとは、大きな差があります。
少しでも、あなたが知る手がかりになりましたら幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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