マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第28回「不眠症・睡眠障害を治すには?」
マンガで分かる心療内科・精神科in池袋
第28回「不眠症・睡眠障害を治すには?」
制 作…「マンガで分かる心療内科・精神科 制作委員会」
作画監督…ソウ 脚本・演出・だからサボテンは嫌いです…Y
<解説>
というわけで、不眠について。いかがでしたでしょうか。
実際、高齢になるにつれ、不眠になる方は増えると言われています。
ここで睡眠を調べてみると、「ノンレム睡眠が、ほとんど深まらなくなっている」ということが多くなっているのです。
ノンレム睡眠が、1~2段階で止まり、3段階以上にいかないままに終わり、そのままレム睡眠に移行してしまっているのです。
そしてレム睡眠の回数などは、若い人と高齢者で大きな変化はありません。
ただ「ノンレム睡眠が深まらない」ことこそが、最大の差なのです。
すなわち睡眠において何より重要なのは「ノンレム睡眠」。
そしてノンレム睡眠というのは、「脳が休んでいる」状態でした。
実は人間の休息において大切なのは「脳が休むこと」なのです。
脳は、「心」と言い換えてもいいかもしれません。
ですので、あなたが「疲れた…」と思うのなら、それは「心が疲れてるんだ」ということを、ハッキリと認識すること。
そしてその上で、まず大切なのは「休む」こと。
睡眠はもちろんですが、
「仕事から完全に離れる時間」や
「その悩みのことを何も考えない時間」を持つことが大切です。
とはいえ「考えちゃダメ!」と思うと、より考えてしまうのが人の常ですので、
「強制的に体を動かす」
というのもアリだと思います。
散歩でもストレッチでも構いません。体を動かせば、相対的に心の中で悩みや心配の占める面積は減っていきます。
どうか覚えておいてくださいね。
ちなみに夢を見ているときに、色々と画期的なアイディアが見つかるとはよく言われます。
僕自身、実践してみたことがあります。
枕元に、紙とペンを置いて、夢の内容をメモしようとしたのです。
あるとき、夢で「うわぁこれは面白い!すごいネタだ!」というものが思いつきました。
忘れないうちに、寝ぼけまなこでメモしました。
朝になりました。
メモにはこう書いてありました。
「単刀直輸入」
意味はまったく分かりませんでした。
自分の潜在意識についてさらに謎が深まりつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
単行本2巻が11月22日に発売です。よろしければ。
復職支援・精神科デイケア(ゆうリワークセンター)