マンガで分かる心療内科・精神科・カウンセリング 第十三回「実は男は、女になりたい?」

マンガで分かる心療内科・精神科・カウンセリング

第十三回 「実は男は、女になりたい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

制作…「マンガで分かる心療内科・精神科 制作委員会」

作画監督…ソウ  脚本・演出・らんま1/2全巻読破 …Y

 

<補足>

というわけで、男女の思考の差。
いかがでしたでしょうか。

「いやいや女だってもっと他にも色々とつらいんです!」
というご意見あるかと思いますが、今回は女性がつらくないとか、デメリットがないとか、男と女、どちらが絶対的にいいとか悪いとか、ジェンダーがどうとか、そういう話ではありません。
純粋に、精神科の面から、「男性は感情を出しづらいことがある」という話です。
万が一誤解させてしまいましたら申し訳ありません。
そのような意図はまったくありません。

逆に「いやいや男だってもっと他にも色々とつらいんです!」となかなか言いづらいのが男なのです。

今回、そもそもの出典は、「チェンジH」という雑誌にて、
「なぜ女性になってみたいという男がいるのか?」
というテーマについて、精神医学の面から分析したものです。
それを編集して現在のものにしております。
そのため「え、何か唐突に!?」みたいな展開があったらすみません。

いずれにしても、「男の感情の出しづらさ」をメインとしてご理解いただければ幸いです。
くどいですが、男女どっちがいいとか悪いとかそういう話では(以下略)

 

さて実際、男性は、ギリギリになるまでためこんでしまうもの。
そのためか、男性の方が、自殺率は高くなります。

たとえば2007年の日本の統計では、自殺率(10万人中の自殺する人数の割合)が、

男性35.8人、女性13.7人

となっています。

男性は、女性の約3倍です。

この傾向、実は日本に限らず、世界各地で大きな変化ありません。
多くの国において、たいてい男性の方が、女性よりも自殺率が高いのです。

実際、女性に比べて、男性は感情を出しにくい生き物です。

お笑い番組でも、観客や笑い声は、ほとんどが女性です。
映画館でも、泣いているのは多くが女性です。
またジェットコースターやお化け屋敷でも、絶叫しているのは、多くが女性です。

逆に大笑い、大泣きをする男性は、あまりいません。

これは男性が感情的に強い、とかではまったくなく、ただ単に「出せない」だけなのです。

ジェットコースターなどをイヤがる男性が多いのは、それが原因です。
怖いのに感情を出せないため、ストレスがたまるからです。

そういえば僕は昔、女の子とお化け屋敷に入ったことがあります。
もう怖くて怖くてしかたないので、ほとんど目をつぶり、耳をふさいで歩いてました。
暗闇だから、女の子にはたぶん見えてないと思いつつ。
しかしそれがドアを開けないと進めないタイプのお化け屋敷で、両手がふさがっているため、開けられません。
そのためドアを足で開けてました。
あまりに怖いので「ヒョワー!」とかかけ声出しながら。

その女の子とは二度と会ってもらえませんでした。
男はこのように、感情を出しすぎてはいけないのです。
うん。自分が情けないだけですか。

 

いずれにしても、泣いたり笑ったり怒ったり、感情を出せることは、実は「いいこと」なのです。

それができるほど、結局はストレスを小出しにすることができるのです。
そして男性は、それをガマンしてしまうことが多いわけです。

実際に当院にかかっている患者さんは、男女比が4・6くらいです。
統計的にも、メンタルにかかっている女性は、男性に比べて女性の方が多い傾向にあります。
これは「女性の方がメンタルで悩みやすい」と取ることもできます。しかし逆に、
「男性は抱え込んでしまうため、なかなかメンタルやカウンセリングなどにかかれずガマンしてしまう」
と取ることもできます。 

ですのであなたの周りの男性が「何も言わない」からといって、ストレスがないわけではない…と知っておいてあげてください。
たまにはゆっくりと話を聞いてあげるのもアリかもしれません。

逆に「私は女性だけど感情を出せてない…」と思うのなら、あなたも多少気をつけた方がいいかもしれません。

 
ちなみに「ガマン」で思い出したのですが。
最近僕は、秋葉原へアシュラマンのフィギュアを見に行ったときに、つい目にしたセクシー女性フィギュアを一瞬買いたくなりましたが、これに関してはまだ越えてはいけない最後のラインだと思ってガマンしました。(フィギュアといっても、フィギュアスケートの話ではありません)

いつかクリニックにそういうフィギュアが飾ってあったら「あ、ついにガマンできなかったんだ」と思っていただければ幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。